空き家の増加に伴い、賃貸市場も少しずつ変化しています。DIY型賃貸と呼ばれるものが登場したのも、そんな時代の流れでしょう。

DIY(Do It Yourself)、文字通り自分の気に入ったスタイルに物件を改装するものです。ホームセンター等で材料を購入し、室内の色合いを変えたり、水回りを一新したりと、やり方は多種多様です。

通常であれば「退去時の原状回復義務」が課せられ、借りる前の状態の復元を求められますが、DIY型はそれも免除されています。もちろんあまりにも常識外れの改装は許されませんし、そもそも改装内容については家主さんや管理会社の許可が必要です。

DIY型の良いところは入居者の物件に対する愛着率が非常に高いということでしょうか。投資した分だけ『早く退去するのはもったいない!』と考えますし、何よりも『同じものは絶対に手に入らないので、転居したくない!』という思いが強いです。

したがって、家主様の側にも空室リスクを低下させるメリットがあります。最近では、スケルトン型(骨組みまでは施工済み)のDIY物件も登場しています。施工費が大幅に削減できるメリットも見逃せませんね。

ちなみにDIY型の賃貸を利用したいと考えている潜在需要は戸建て賃貸希望者の5割近くに達するとのこと。空き家にお悩みの方、一度ご検討されてはいかがでしょうか。